消防訓練と避難訓練を行いました
防災月間、9月最終日の本日
水防法に基づく避難訓練と消防法に基づく消防訓練を行いました。
前半は水防法に基づく避難訓練です。
大阪市の危機管理室が配架している水害ハザードマップでは大和川が氾濫した際、当施設の敷地は0.5~3mの浸水すると予想されています。
万が一3mもの浸水があった場合は3階以上に退避する必要があります。
今回はエレベーターが使用できない状況と想定し、階段で避難する設定にしました。
階段を昇る介助はいくつか選択肢はありますが、今回は車いすに乗られた方をスタッフの介助で車いすごと階段を昇るという方法で対応してみました。
▼ 階段を背に男性スタッフ2人がかりで昇っています
※ 転倒や落下の恐れもあるため車いすには入居者役のスタッフが乗っています。
スタッフ4人が交代で、上から引き上げる役、下から押し上げる役になり、なんとか4階へ。
たどり着いたときは皆ヘトヘト…。時間にすると避難の指示が出てからおよそ10分。
一人に10分かかるとして、水が押し寄せてくるまでに何人の方を避難誘導できるのかと考えるとゾッとしました。
後半は、消防法に基づく消防訓練。
消防訓練は一番スタッフが手薄になる夜間帯に火災が発生したと想定して取り組んでいます。
訓練前に、役割りを決めて対応してもらいましたが、いざ非常警報が鳴るとやはり焦ります。
火元の初期消火と入居者の方を火元の反対側の非常階段前まで避難誘導し訓練終了。
消防訓練の後は、毎回水消火器を用いた消火器訓練をしています。
▲水消火器の使い方の指導を受けています。
みな、おっかなびっくりでしたが、勢いよく出る水を的を目掛けて噴射しました。
今後、数年内に発生するといわれている南海トラフ地震。その対策も当然重要ですが、火事や水害に対する防災の取組みも並行して備えておかないと…と痛感した一日でした。